《MUMEI》 「電気、消すよ?」 「頼む。」 パチン 視界が暗くなり、 由里香は目が慣れるまでしばらくその場に立っていた。 「由里香、こっち来いよ。」 視界がようやく慣れてきた所で、 将貴が自分の隣りを空けているのに気付いた。 「うん。」 やっとこの時間が来たか。 いつもは家に入って直ぐなことが多かったため、 こんな風に待たされるのは初めてだった。 心なしか、少し緊張しているみたいだ。 由里香は気持ちを落ち着かせながら、 ゆっくりとベッドへ向かう。 由里香も将貴と同様に下着だけの姿になり、 ベッドに入った。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |