《MUMEI》

眼鏡男が、

嘘じゃないからな

見てみろよ


そう言って

俺に、真っ白なDVDを渡したんだ


コピーはいっぱいあるからね

学校に、ばらまいてもいいんだよ

ニタニタしながら
そう言ったんだ


ターニャ 「や、止めてよ! 、止めて!」


ターニャが叫んだんだ


翔太 「レイプ犯かぁ…」

「脅して、また、レイプか …良く有る話しだね」

「証拠のDVD、ありがと ね」


俺が、そう言うと

背の高い男が

顔、写ってねーよな?

と、眼鏡男に聞いてたんだ

動揺する、眼鏡男…


バカだ、コイツら

勝ったな、

俺、そう確信して


翔太 「ターニャに悪さして みろ…」

「お前らの将来、真っ暗に してやっからよ」

そう、言い放ったんだ


背の高い男が、
返してもらうぜ

そう言って

凄んで来たんだ


翔太 「バカだろ?」

「自分達で渡して、それを 返せ?」

「偏差値、低いだろ?」


笑いながら言った俺に

拳が飛んで来たんだ

腹に


眼鏡男が言ったんだ


ケンちゃん、喧嘩強いんだよね

中学まで空手、やってたからさ

逆らわない方が、いいよ


セイヤー!

掛け声と共に、ケリが飛んで来た


けど、遅いよ…


ゴン!

俺の拳が、ケンちゃんとかって男の顔面を捕らえたんだ


不意を突かれたけど

あの、黒人より、痛くない
あれ以来、身体も鍛えたしね

そんな、大振りのケリなんか、当たらないよ…


ケンちゃんとか言う奴の、鼻が曲がってた

折れたんだ


翔太 「弱いね、お前…」


眼鏡男が怯んでた

背の高いケンちゃんは
地面に膝を付いてた


翔太 「前にさ、お前らみた いなクズが居たんだよ」

「そのヤリチン君は、今、 逮捕されて、多分、少年 院かな?」

「そいつの父親は、職を追 われたよ」

「二度とターニャに近付く な!」

「ターニャが困る事、何か してみろ」

「お前の親まで人生、真っ 逆さまにしてやる」

「わかったら、土下座しろ ……」

眼鏡男は、直ぐ、土下座したんだ


翔太 「俺にじゃねーだろ… 、ターニャに謝れ!」


二人揃ってターニャに土下座してた…


ターニャ 「……」


翔太 「次はねーよ…」

「調べてみな、俺が言って る事、嘘じゃねーって、 解るからよ」

そう、脅してから

翔太 「ターニャ、帰ろうぜ 」

と、笑顔で言ったんだ

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