《MUMEI》
解決?…
痛くて目が覚めた

…何処?…ここ…


アミ 「起きた?」

「気分はどう?」

翔太 「……」


タクマ 「生きてるか?」

翔太 「…」

何が何だかわからなかった

俺、タクマって男の家に運び込まれたんだ


アミさんが介抱してくれたんだって

夜中に何度も嘔吐したんだって…

全然、記憶が無いや…


アミさんから話しを聞かされたんだ


アミさんとターニャ
親戚なんだって


詳しいイキサツは
ターニャから聞けって

ターニャに悪さした男達には、二度とターニャに近付けさせないって


タクマ 「それで、いいんだ ろ?」

うなづいた俺

アミ 「…彼氏じゃ無いんだ ってね?」

「ターニャを好きなの?」

翔太 「…嫌いじゃ、無いけ ど…」


タクマ 「…変わってんなぁ …お前…」

翔太 「……」

「もう、ターニャが不愉快 な思いしないで生活でき るんだよね?」

タクマ 「大丈夫だろ…」

翔太 「…なら、いいや…」

「ありがと」

「俺、帰らなきゃ…」

アミ 「その前に、シャワー 浴びなさいよ」

「泥だらけよ…」

「ターニャが来るから、サ ッパリして待ってなさい」
……

言われるがままに

シャワーを借りて

タクマさんの服まで借りたんだ


服を着て、部屋に戻るとターニャが居たんだ

アミ 「ホラ!ちゃんと説明 しなさいよね!」

ターニャ 「…」

アミ 「アンタ、何考えてん のよ!」

「あの二人なら、もう、何 もしないってわかってた でしょ!」

ターニャ 「…」


タクマ 「何で、翔太を、俺 に絡ませたんだ?」

「勝てっこないの、わかん だろ…」

アミ 「…答えなさい!」

「ターニャ!」


ターニャ 「…偽善者…嫌い なのよ…」

「何にでも、首突っ込んで …」

「…良い人ぶって…」

「上から、人を見て…」

「大っ嫌いなのよ!!」

「そう言う人って!」


ターニャが俺を睨んで
そう、怒鳴ったんだ


アミ 「……アンタねぇ…」

タクマ 「ターニャ、お前… 」


翔太 「かなり、嫌われてた んだね…俺…」

ターニャ 「アンタ、バカじ ゃないの?」

「私は平和に暮らしたいの!」

「ネットにでも流されたら どうやって生活すんのよ !」

翔太 「…」

アミ 「ターニャ、大丈夫よ あいつらだって…」

翔太 「ごめん…」

俺、そう言ってから、タクマさんを見たんだ

翔太 「流されたのかなぁ? 」

タクマ 「そんな事させない よ、大丈夫だ」


翔太 「…そっか…よかった …」

ターニャ 「何がよかったよ !、だから、偽善者なの よ、アンタは!」


怒鳴るターニャ

こんなに感情を出すターニャを初めて見たかも…

かなり、嫌われてんだなぁ

翔太 「…服、後で帰します 、俺、帰りますね…」


タクマ 「服はやるよ…」

「大丈夫か?」

「車で、送るぜ」


翔太 「寄るとこあるから… 、大丈夫、じゃぁ、ども …」

アミ 「ちょっと、翔太君、 待って」

「ターニャと、よく、話して……翔太君?…」


あれ?…

耳鳴りが!…

く、苦しい、頭が!


タクマ 「おい…翔太?…」


翔太 「うっ、げぇーっ…」

嘔吐が、止まらなかった


タクマ 「おい…ヤバくない か?」


ターニャ 「汚いなぁ…外で 吐いてよ…」

……

た、立てないゃ…

身体が…


動かないゃ…

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