|
《MUMEI》 気付けば 俺、 マリアさんが来るのを楽しみに待ってるようになってた たいして話しもしないんだけど なんか、雰囲気良いんだ、マリアさん リハビリは痛いけど マッサージは気持ちいいし 何より、綺麗な女性と二人っきり 外の世界から離れは俺には、ちょっと刺激的だったんだ おっぱい、デカイよなぁ たまに、おっぱいが俺に触れるんだ 柔らかいなぁ 先生、汗だくでリハビリしてくれてるから まさか、触ったりなんか出来ないけど さわって見たいなぁ… 先生のおっぱいばかり見てたら 何見てんのよ と、言われたんだ 怒ったように言われたから、ごめんなさい、 と、俺、言ったんだ それから、今まで会話とか、あんまりしなかったんだけど 彼女居るのか？ とか 学校を、なぜ辞めたか、とか聞かれて 少し、話すようになったんだ …… それから生活が少し変わっていったんだ マリアさんの車で リハビリ施設に行くようになった ウインクの練習とか 口を大きく開けて あ・い・う・え・お とか、やらされたんだ 電気治療もされた 歯がカタカタいうぐらい、電気流されたんだ けど 俺の顔、まだ、何か変だよ… 唇の曲がりは、多少良くなったような気もするけどさ… 治らないんだ…きっと… ある日、先生がマッサージしてくれてる時 急に俺の顔におっぱいをくっつけたんだ ビックリした 立っちゃった俺のぺニスをぐっと掴んだマリアさんが 諦めてたら治らない 顔治して、彼女作ってエッチしたいんでしょ？ と、言ったんだ けど…こんなにやっても… 俺が愚痴を言うと マリアさん、意外な事を言ったんだ 顔の歪みは取れてるんだって 神経にも異常は無いし 筋肉の硬直も無いんだって 意識してれば、元通りの顔なんだって… けど、鏡見ても、何か違うんだ… マリアさん 女性とエッチしたかったら、上手に口説くの 自分に自信の無い男に、抱かれたいと思う女なんて居ないわよ と、言ったんだ 顔の表情なんて、 性格や気持ちの持ちようで、いくらでも変わるって 私を信じなさい マリアさんが、素敵な笑顔でそう言ったんだ 自信かぁ… コンプレックスなら、たくさん有るんだけどなぁ… グズグズ言ってる俺に マリアさん、痺れ切らして 勝手に色々決めちゃったんだ 父さんと、連絡取ったみたいで… 俺、リハビリ後にプール行くんだって… ジムも… 肉体改造でもすんの？ 怪訝な顔する俺に 運動とマッサージで、リンパの働きが良くなるんだって 脳神経の、間違った伝達を変えるんだってさ 顔の筋肉を鍛え 形を身体に覚えさせるんだって 何年も掛かる事もあるけど、俺、若いから、早く治るとマリアさんが言ったんだ 言う事聞いて、しっかり信じてリハビリ続けて 大学に無事、合格もして 未来を掴んだら 凄く気持ち良いこと、してあ・げ・る マリアさん、そう言ったんだ 気持ちいいこと？… 俺がキョトンとしてると 翔太のぺニスが喜ぶ事よ と 凄い妖艶な顔してマリアさんが言ったんだ 俺、赤くなってドキドキしちゃったんだ 約束は、まぁ、嘘かもしれないけど マリアさんがそこまで言うなら そんな気持ちで言われた通りの生活を送る事にしたんだ 前へ |次へ |
|
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |