《MUMEI》

酔っ払った頭で

ターニャの話しを聞いてたんだ

……

何にでも首突っ込む
俺を、見て、
ターニャ、苛々してたんだって…

ターニャ 「だから…」

「タクマに絡ませて」

「思い通りにならない事も あるんだって」

「…わからせてやるって… …そう、思ったのよ…」


アミ 「タクマ、格闘技やっ てたのよ…」

「ターニャ、アンタ知って るわよね…」

「酔っ払ったターニャーを 放置したのは、私とタク マでしょ?」

「怨むなら、私達じゃない !」

ターニャ 「…別に、怨んで 無いよ…」

タクマ 「俺をやっつけたい って、ターニャー言って たよな…」

「翔太を使って、そうした かったってわけか?」

ターニャ 「…」

「そうね…」

「タクマが負けたらそれで いいし…翔太が頭下げる とこ見ても、よかったし ね…」

翔太 「俺、勝までやるよ」

タクマ 「…」

翔太 「生きてても、良い事 無いって思ってたしね」

「ターニャが、悪い奴って 言ったから、鵜呑みにし ちゃったんだ…」

「ごめんね、タクマさん… …」

タクマ 「おい…謝るなよ… 、怪我させたのは俺だし ……」

翔太 「で、ターニャは生活 圏守れたの?」

アミ 「大丈夫よ」

「弟なら、海外に行かせた から」

「身内の女に手を出すなん て、クズよ」

「まして、脅してまた、な んて…」

眼鏡の弟と、背の高い奴

二人とも親戚なんだってさ

何だかねぇ…

まぁ、俺も、母さんや姉さんに、女、感じてたしね…
……

バカ二人は、海外留学中だってさ…


翔太 「そっかぁ、よかった じゃんターニャ」

ターニャ 「…」


ようは、ターニャ、俺を嫌いなんだ

都合よく使われただけかぁ
まぁ、ターニャが普通に生活出来てるなら

いいかぁ


翔太 「あれ?…」

「あは、俺が何もしなくて も、ターニャ、大丈夫だ ったんだね」

「あは…ムダだったんだ… 、ま、いっかぁ」

「お邪魔しました」

「俺、帰りますね」

タクマ 「おい、翔太、そん なに酔って…」

アミ 「泊まっていけば?」

翔太 「新婚さんの家に?」

「俺、そんな無粋じゃない ぉ」

アミ 「新婚っていってもね ぇ、ずっと同棲してたし ね」

「変な気を使わなくていい のよ」

翔太 「うん、でも、帰るの 、俺…」

ターニャ 「私が目障りだか らでしょ?」

ターニャがそう言ったんだ
翔太 「嫌われてるからね、 俺…」

アミ 「ターニャが翔太を嫌 う?」

「ないない、惚れてるよ、 翔太に」

アミさんが、わけわからない事言い出したんだ

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