《MUMEI》
曖昧な関係
翔太 「頭、痛い…」

あっ、そうだ…

昨日、酒飲んで…

翔太 「ぅえっ?!」

目を疑った

隣にターニャが寝てる…

部屋を見渡す俺


俺ん家だよなぁ?

……時計は朝の7時を少しまわったとこだった

夢じゃなかった…

ターニャ、下着姿で寝てる…

俺…ターニャを襲っちゃったんだ…


ターニャ 「ん…」

「…起きたの?」

翔太 「う、うん…」

ターニャ 「…最低ね…」

翔太 「お、俺、…何か…し た?」

ターニャ 「…覚えて無いの ?…」

翔太 「…少し…覚えて…… …るけど…」

ターニャ 「…最低…」

「どうする気?!」

ターニャが身体を起したんだ

真っ白な肌に、真っ白な下着

短い金髪を指で整えながらターニャが言ったんだ

ターニャ 「責任、取ってよ ね」

翔太 「…」

ターニャ 「服貸してよ…寒 いわ…」

翔太 「…はぃ…」

真新しい、パーカーを、ターニャに手渡したんだ

ターニャ 「お酒臭いよ…… シャワー浴びて来たら」

翔太 「う、うん…」

……

シャワーを浴びながら考えた

たしか

ターニャの下着脱がせたんだよなぁ…

下の毛も、金髪で…

……ダメだぁ

そこから記憶が無いや…

……

シャワーを終え

リビングに行くと

ターニャ 「勝手に使ってる わよ」

翔太 「うん…」

ターニャがトーストと、
珈琲を入れてくれてたんだ
長く、スラリとした、ターニャの脚

パーカで、下着は隠れてるけど

見えそう…

ターニャ、背、高いから
俺と、身長、あんまり変わらないし…


ターニャ 「食べれそう? 」
翔太 「うん…」

「いただきます…」

スクランブルエッグもあった

ターニャが作ってくれたんだ


ターニャ 「何?…」

翔太 「…俺…」

「言い訳とかじゃなくて」

「…覚えて無いんだ…」

ターニャ 「…」

翔太 「…あの…」

その時、ターニャの携帯電話が鳴ったんだ


ターニャ 「はい…」

「何よアミ…、朝から…」

「…翔太の家よ…」

「うん…」

「最低ね…」

「パンツ脱がされたわよ… …」

「軽く見られてるのよ…犯 された女だからって…」

「えっ?…」

「どうかなぁ…」

「今、食事中なの、後にし てもらえる?」

電話を切ったターニャ


やっぱ、俺、ターニャの下着脱がせたんだ

翔太 「…」

ターニャ 「…」

会話も無く、食事したんだ
……

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