《MUMEI》

ターニャがお皿を洗ってる
俺、何をどうしていいか…
ターニャ 「どう、責任取る つもり?」

ターニャが言ったんだ

翔太 「…どうしたら、ター ニャの気がすむの?」

ターニャ 「…」

ターニャ、黙って洗い物を続けてたんだ


ダイニングチェアーに座ってた俺

洗い物を終えたターニャが来た

ターニャ 「何見てんのよ… …昨日脱がせて全部見た くせに」

思わずターニャの脚を見ちゃった俺に
そう言ったんだ

翔太 「ごめん…」

ターニャ 「…」

「じゃぁ、私の言う通りに してくれる?」

「そしたら、許してあげる 」

翔太 「うん、わかった」

ターニャ 「約束は、破らな いでよ」

翔太 「うん…」

ターニャ、変な事言い出したんだ

ターニャと俺
付き合ってる事にしといてくれって

何でだろ?

ターニャ 「約束だからね! 」

翔太 「うん…いいけど…」

「何で?」

ターニャ 「…」

「しつこい男、多くて…」

「翔太は学校辞めちゃった から、わからないんだよ」
「卒業近くなったら、デー トの誘い多くなってさ…」
「付き合ってくれとか」

「卒業してからも、いっぱ い電話とか来るんだ」

「めんどくさいから、翔太 と付き合ってるって言っ たの」

「そしたら、ピタっと電話 来なくなったのよ」

「翔太、伝説になってるか ら…」

「先生に挨拶しに言ったで しょ?」

翔太 「うん…学校は辞めち ゃったけど」

「一応ね…受かったし…」

ターニャ 「中退しても、東 大合格だよ」

「数々の揉め事解決してる しね」

「翔太が彼氏なら、誰も口 説いて来ないから、楽な のよ」

翔太 「…」

ターニャ 「約束したからね !」

「裏切らないでよ!」

翔太 「うん…」

「あのさぁ…」

ターニャ 「何?」

翔太 「…昨日…の事…」

ターニャ 「…」

「約束、破らないって誓う なら、話してあげる」

翔太 「約束は守るよ…」

ターニャ 「うん…絶対だよ !」

翔太 「うん…」


ターニャ 「渇いたかなぁ? 」

ターニャーの服が、ハンガーに掛かってたんだ

気づかなかった、俺…

ターニャ 「酔っ払った翔太 がね、私のパンツ脱がせ たのよ…」

「下も、金髪だって言いな がら、触ってたわよ…」

翔太 「…」

やっぱ、夢じゃない

ホントに、俺…


ターニャ 「その後ね…」

翔太 「…」

ターニャが黙っちゃったんだ

翔太 「…俺…そこから覚え て無いんだ…」

ターニャ 「…最低よ…」

翔太 「…」

俺、レイプとか、してみたいって願望あったし…

きっと、ターニャを…


翔太 「…妊娠…大丈夫かな ぁ…」

「俺、どんな責任でも取る から!」

「ターニャの、気の済むよ うに…」

「殴りたいなら、殴っても …」

ターニャ、けらけら笑ってた

翔太 「?…」

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