《MUMEI》

姉さん!

片足を上げて、父さんの目の前で

指で性器を開いたんだ

父 「綾奈…」

姉 「ちゃんと見て!」

父 「…」

姉 「やっぱ、勃起するんだ ね、娘の身体でも」


父さんのペニスが勃起したんだ

父さんの…

そんな、姿見るの…

なんか、複雑…


父 「…」

姉 「昔、翔太が私を見て、 おっきくさせてたけど」

「やっぱ、普通の事なんだ ね」

「…お母さんより、若い身 体、どう?」

父 「バカ言うな止めなさい !」

姉 「照れちゃって…」

「可愛い、お父さん」

「最初で、最後よ…娘の性 器の奥まで見るなんて」

「お母さん、嫉妬した?」


母 「嫉妬?…」

「そうねぇ、多少はね…」


姉 「…ゆとり、あるんだね …」

母 「そんなんじゃないわよ 」

「もし、何かの間違いで、 そうなったとしてもね」

「お父さんは、私の所に帰 って来るわ」

「綾奈は、若くて素敵よ」

「けどね、身体だけじゃな いの」

「男と女ってね」

「そのうち、わかるわよ」

「貴方達にもね」


俺、姉さんのその行動を見て…

半立ちになっちゃったんだ

こんなの、家族って感じじゃないよなぁ

何だろ?

俺達4人って


風呂上がりも

父さん達の新居の事とか
みんなで話してたんだ


みんなで話すのが
こんなに楽しい事だったなんて

なんか意外だった…


前は、普通によくあった事なのに


あの頃の、家族には、もう、戻れない


けど……

姉 「そろそろ帰るわね」

「翔太、送って」

父 「止まればいいだろ?」
姉 「色々、忙しいの」

「もう、いつでも会えるで しょ? 」

父 「そうだ、な…」

「いつでも、会えるな」


母 「夜道よ…気をつけて」

母 「翔太が居るからへーき よ」

……

夜、12時近く

俺と姉さんはホテルを後にしたんだ

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫