《MUMEI》

ターニャと二人っきりになった

場が持たない

俺、空き缶やグラスを片付け出したんだ

ターニャが手伝い始めたんだ


部屋を綺麗にした後

翔太 「ターニャ、話そうよ 」

ターニャ 「…うん」


翔太 「ビックリした…」

「ターニャみたいな綺麗な 女性から、…」

「俺みたいな、奴に…」


ターニャ 「迷惑?…」


翔太 「ううん、嬉しいよ」

「けど」

「俺さぁ…ターニャが思っ てるような人間じゃない よ、きっと…」

「凄く、わがままで、」

「甘えん坊で」

「自分の事ばかりで…」

「…別れた、ばかりだし… …」

ターニャ 「…そっかぁ」

……

ターニャが俺の横に来たんだ

ターニャ 「避妊だけして… …遊びで、いいから…」

翔太 「えっ?…」

ターニャ 「…抱いて、見て …身体の、相性とかって 、あるんでしょ?」

「私、経験…浅いから…あ んまり……だけど…」

そう言って、
ターニャからキスして来たんだ!

ターニャの匂いに包まれた
細いのに、柔らかい唇…


ターニャ、震えてる…

翔太 「…」

ターニャを押し倒したんだ
翔太 「…」

ターニャの股間を触ったんだ

ターニャ 「!…」

ターニャの身体がビクッと震えたんだ


翔太 「…ターニャ、怖いん だろ?」

「遊ばれたら、もったいな いよ…」

ターニャ 「…へーきょ…」

声まで震えてる、ターニャだった


翔太 「俺だって必死に我慢 してんだからぁ…」

「ターニャと、やりたくな い男なんて居ないよぉ…」
ターニャ 「……」

翔太 「…我慢って、結構辛 いんだょ…」

ターニャ 「…」

「うん…」

ターニャ、また、泣き出しちゃったんだ


ソファーでターニャに抱き着かれてた

正直、俺、フル勃起…


ダメだ、このままじゃ、襲っちゃう…

翔太 「ターニャ、飲もうぜ いろんな話ししよう」

「もっと、色々話してみよ うよ、な」

かなり、強引に明るくしたんだ

……

ターニャと二人っきりで、酒を飲んだんだ

……

アミさんや、タクマさんの話しをしてたんだ

そしたら、ターニャが、悪さ、された話しになったんだ

ターニャ、ずっと、誰にも言えなかったんだって

けど、苦しくて

会う度に、やらしい目で見られて…

だからタクマさんに八つ当たりしてたんだって

アミさんにも…


ナンパとかも多かったんだって

軽く、見られるのかな!って…

興味本意で口説いて来る男もたくさん居たんだってさ…

外人なら、セックス上手なんだろって

身体目当てばっかしだって

どんどん、男を嫌いになったんだって


あの、バカ二人に、何度か言われたんだって

エッチさせてよって

みんなにムービー見せるぞって脅されて…

無視してたんだけど

もし、学校とかに、そんなのばらまかれたらって…

いつも、怯えてたんだって…

だから、全寮制で、外人が多い高校を選んだんだって…

母親にだけ、相談したらしいんだけど

母親は、父親にも、話しちゃったみたいなんだ

ターニャは、父親には、知られたくなかったんだな


ターニャを軽く抱き寄せ
髪を撫でながら、聞いてたんだ

ターニャ

胸が俺に触れてるのも気にしないで

ゆっくり、ずっと話してたんだ


男嫌いのターニャが、俺と高校で、出会って

嫌いなタイプだって、思ったんだってさ

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