《MUMEI》

翔太 「ふぅーっ…」

「緊張したぁ…」

ターニャのお母さんを見送った後

床に座り込んで、俺、そう呟いたんだ


アミ 「緊張したたの?」

翔太 「するよぉ…」

アミ 「そう、見えなかった ょ」


ターニャ 「ありがと、翔太 」

タクマ 「んじゃ、乾杯しよ うぜ!」

勝手に冷蔵庫を漁って
タクマさんが言ったんだ

ビール、抱えてた…

まっ、いいけどね…


4人で乾杯したんだ

真っ昼間から


アミ 「よかったね」
「ターニャ」

ターニャ 「うん」

アミ 「大丈夫だった?」

ターニャ 「何が?」

アミ 「…」

ターニャ 「……大丈夫」
「なんて事、なかったょ」

アミ 「そう、よかった」

翔太 「?…」


タクマ 「酒、足りないなぁ 、買い出しに行くか?」

アミ 「タクマ、邪魔よ、私 達…」

タクマ 「邪魔してやるんだ 泊まってくな」

「翔太、買い出し行くぜ」

翔太 「…」

ターニャも、苦笑いだったよ

アミさんなんか、呆れ顔だった

タクマさんと買い出しに出たんだ


タクマさん、凄く楽しそうだなぁ

タクマ 「女同士、話しある みたいだしさ」

「パチンコやってくか?」

翔太 「えっ?」

タクマさん、メールしてた
タクマ 「よし、2時間勝負 だ!」

………

人生初のパチンコ

……

良くわからないまま

球がいっぱい出て来たんだ

まだ出るからと、タクマさんに言われて…

3時間近くパチンコしたんだ


12万も、勝っちゃった


たくさん買い物して帰ったんだ

ターニャ 「遅いよ!」

翔太 「ごめん…」

アミ 「タクマが悪い…」

タクマ 「翔太、大勝ちだぜ 、ターニャ、福マンなん じゃね?」

悪びれもしないで、タクマさん、そう言ったんだ


ターニャ 「あっ、お寿司」

翔太 「チキンもあるよ」

アミ 「凄い、お酒の量ね… 」

タクマ 「余ったらキープし て帰るさ」

「また来るからさ」

翔太 「……」

飲み屋じゃないよ、俺ん家……

タクマさん、凄いはしゃいでる

ちょっと見、怖面なんだけど

いい人だよね、タクマさん
アミさんも、良く出来た奥さんだよね

……

色んな話しをしたんだ

タクマさん達の話しも聞いたんだ

凄く、楽しかった

俺、こんなふうに、仲間と飲むなんて

…楽しいな…こういうの


いっぱい冷やかされたけど
ターニャも笑顔だったし


ターニャの笑顔

ホントに素敵だなぁ


ターニャがいつも笑顔でいれるようにしなきゃ

俺の大切な役目だよね


泊まるって言ってたのに

車置いて帰っちゃったんだ
タクシーで


明日、アミさんの美容室に、俺がタクマさんの車乗って行くんだって…

車の鍵、置いて行っちゃったんだ…

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