《MUMEI》
学校。 〈おれ〉
なぜか蓬田が駅にいたことにも驚いたけど、
掴んだ蓬田の腕の細さにも驚いた。


何も考えずに蓬田を庇ったけど、しばらくして後悔した。


すげえ近い。


心臓がヤバい。



蓬田は下を向いたまま黙っている。

―…ちゃんと『蓬田』の姿をした蓬田に、


少し、



見とれた。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫