《MUMEI》
関西弁の男
よだれを纏い、細かく動いている奴の舌は、明らかに僕を狙っている…



《動クなヨ…縛るだけダカラね…下手に動くと死ぬヨ…》




死ぬと言われて動く奴は、いないだろうが、今の僕は、怖いものなしだ


奴の命令に反して動く


マイケル・ジャクソンのように踊る


《オ…オイッ!動くなッ!死ニたいノカッ!?ヘンナ踊りヲヤメロッ!》


うるさい

関係あるか


一心不乱に踊る


「あはははははッ」


闇の中に笑い声が響く


聞いた事がない声だ


「いや〜笑かしてもろぉたわぁ〜ヨイチくん、君、おもろいなぁ〜」


関西弁?


しかも、化け物の後ろの方から声がしている

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫