《MUMEI》

ターニャ 「翔太、私のドコ が好きなの?」

俺の胸に甘えながら、ターニャが聞いて来たんだ

翔太 「えっ?」

ターニャ 「…エッチ、した かっただけ?」

翔太 「あのねぇ…」

ターニャ 「翔太、いっぱい してるもんね…」

「日本人、…インド人…ア メリカの白人と黒人…」

「ヤリチンだよね…翔太」

翔太 「…」

ターニャ 「ドコが好きか言 って」

翔太 「…わかんない…」

「気が付いたら、とても大 切な人になってた」

「ターニャの一部が好きな んじゃないよ」

「きっと、全部、好きなん だよ、俺」

「ターニャは、俺なんかの ドコが好きなの?」

ターニャ 「…」

「初めは嫌いだったよ…」

「出会った頃は、凄く嫌い だった…」

「いつからかなぁ」

「自分でも、わからないん だ…」

「翔太が、…私の嘘しんじ て怪我した時…」

「もう、翔太に会えないの かもって、思ったとき…」
「ハッキリわかったの」

「ずっと、翔太を否定して たかった私は」

「翔太を、好きって、認め たくなかったんだって…」
翔太 「…」

ターニャ 「だから…」

「どうせ、汚された身体だ し、翔太に、遊ばれたっ ていいやって…」

「…そう、思ったんだ」

「身体ぐらいなら、翔太、 相手にしてくれるかなっ て…」

「だから、ショックだった ょ…」

「脱がしといて…寝ちゃう んだもん…」

翔太 「違うょ、夢見てるん だって、思ってたから」

「ターニャが、良いなんて 、言うはず無いから…」

ターニャ 「言ってないよ」 「エッチして良いなんて」
翔太 「…だって…パンツ、 脱がしたとき、手、離し たじゃん」

ターニャ 「!…」

翔太 「OKって、意思表示 だよね」

ターニャ 「酔っ払ってたく せに、変な事覚えてない でよ」

翔太 「OK、だったの?」

ターニャ 「……」

「わかるでしょ…」

翔太 「聞きたいの」

ターニャ 「イジワル!」

「前にも話したじゃん…」

「抱かれる……ううん」
「犯されるつもりだったの 」

ターニャが、べぇー、って舌出したんだ

翔太 「…」

ターニャが抱き着いて来た
ターニャ 「翔太と、こうな れて、良かった」

「…もし、ネットに流れて も…」

翔太 「うらやましがられる な、俺」

ターニャ 「…」

翔太 「何人が見たって、タ ーニャに触れられるの、 俺だけじゃん」

「だよね?」

ターニャ 「うん、翔太だけ だよ」

「私に、自由に触れる人は 」

翔太 「うん」

ターニャと唇を合わせたんだ

ターニャの髪を撫でながら
ターニャ、俺の頭を抱きしめてた

激しいキスをねだって来たターニャだったんだ

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫