《MUMEI》
交流会・食事会6
一ノ宮 次朗視点


誠は美しい僕と同じ位、美しく食事をした


それは、本来ならとても、好ましい事なのに


なのに


何故か、物足りない


僕は、何を期待していたんだろう?


何気なく、ステージ下を見る


双子が、お互いの口を拭き合って、イチャイチャしてたのが、見えた





もしかして、あれか?


僕も、誠とああいう事を、したかった、のか?





美しく食べる誠を見る


化粧する時に触れた口の端や、頬を、さりげなく注目する


そんな、自分がいた


どうやら僕は、誠が美しく食べるよりも


誠が少し口を汚す事を、期待してたみたいだ


それか


誠が、汚く食べるのを


調教して、正すのが楽しみだったみたいだ


どちらかといえば


調教、したかった、かな

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