《MUMEI》

アミ 「翔太、大丈夫?」

翔太 「俺は、大丈夫…」

高崎 「知り合いか?!」


アミ 「タクマのマブダチだ よ、翔太は」

高崎 「!…」

ターニャ 「ねぇ、アミ」

「私、裸にならなきゃいけ ないの?」

アミ 「はぁ?…高崎君…何 したの?」

高崎 「…」

アミ 「ターニャ、大丈夫? 」

ターニャ 「胸触られたわ」

アミ 「高崎!」

「今、タクマも、来るわ、 説明してもらうわよ」

高崎 「…アミに、とやかく 言われる覚えは…」

アミ 「私は、この店の役員 よ…課長の高崎に、業務 命令するわ」

「自宅謹慎してなさい!」


アミさん、役員なの?
知らなかった…

………

5分もしないで
タクマさんが来たんだ

高崎の事は、タクマさんに任せて

俺達、出荷作業してたんだ
……

アミ 「ふぅ、後は夕方の出 荷だけね…」

ターニャ 「けっこう、キツ イわね…この仕事…」

「翔太!」

アミ 「!…」


翔太 「大丈夫…」

「ちょっと、気が抜けたら …」

俺、しゃがみ込んで立てなくなっちゃったんだ


ターニャ 「な!、熱あるじ ゃない!」


誰かが、タクマさんを呼びに行ったんだ

タクマ 「翔太、」

「熱中症だ!」

「氷持って来い!」


翔太 「うわぁっ、な、何す んの!」

俺、タクマさんに氷を股間に入れられたんだ

タクマ 「もっと氷持って来 い!」

「脇や首冷やすんだ、無き ゃ買って来い!」

……

エアコンが効いてる涼しい部屋で休まされた俺


ターニャやアミさんが働いてるのに…

……

いつのまにか、俺、寝ちゃってたんだ

ターニャ 「翔太、大丈夫? 」

翔太 「あっ!寝ちゃった! 、仕事しなきゃ!」

タクマ 「大丈夫だよ」

「もう、終わったよ」

翔太 「え?…」

タクマ 「無理、させちまっ たな…病院、行こうか」

翔太 「大丈夫だよ…」

タクマ 「いいから、行くぞ 、歩けるか?」

……

タクマさん、病院に連絡してくれてたみたいで

夜だったのに、診てくれたんだ

……

適切な処置だったから
軽くて済んだ、
と、先生が言ってたんだ


俺、まだ、身体がダルくて熱っぽかったんだけど

翌日も、バイトに言ったんだ


アミ 「翔太!…寝てなきゃ だめじゃない」

ターニャ 「行くって、効か ないんだもん…」

翔太 「大丈夫、さぁ、やら なくっちゃ」

アミ 「高崎なんか、気にし なくて…」

翔太 「あんな奴関係無いよ 、俺、タクマさんのため にやってるんだから」

「…ターニャに、…んなろ ぅ、マジ殺す…」

ターニャ 「翔太…殺すって …ちょっと触られただけ だから」

翔太 「…ちょっとなら、い いのかよ…」

ターニャ 「よくないけど… …」

翔太 「さあ、仕事しようぜ 」

ターニャ 「…」

アミ 「…」

……

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫