|
《MUMEI》 タクマ ｢…あの頃の俺って さ｣ ｢女は飾り、そうするのが カッコイイ｣ ｢そんなふうに思ってたん だ｣ ｢来る者は拒まず｣ ｢去るものは追わず｣ ｢けど、アミが居なくなっ て、マジ痛かった…｣ ｢…だから、アミを、また 、口説こうって…｣ ｢自分の女にしようって… …｣ ｢けど、アミは、取り戻せ なかったんだ｣ ｢アミ、彼氏、出来ててさ …｣ ｢だから、女遊びばかりし てたんだ…｣ ｢本気で好きにならなきゃ 、痛い思いしないからな｣ ｢…遠回り、しちまったな ぁ…｣ アミ ｢私達には、必要な時 間だったのかもね…｣ タクマ ｢そういう事にしと こうか｣ ターニャ ｢何で、また、別 れたのよ？｣ アミ ｢私が素直になれなか ったから…｣ ｢タクマも私もね、遊んで たんだ…｣ ｢付き合ってるのに…｣ ｢他の異性とね…｣ 翔太 ｢何で？…｣ アミ ｢…嫉妬、してくれな いから…｣ ｢私がクオーターだから… 、見栄えだけで、連れ歩 いてるんだって…｣ ｢そう、思っちゃったんだ ｣ ｢本気なんて、格好悪い… 、何か、そんな風潮がさ …｣ ｢その頃だよ、翔太がタク マに絡んだの…｣ タクマ ｢…ちょっとしたカ ルチャーショックだった よ、翔太は…｣ ｢勝てもしないのに、ムキ になって…｣ ｢何度も、立ち上がって来 てさ…｣ ｢……｣ アミ ｢私もね…｣ ｢…ターニャを見てて、気 付いたんだ｣ ｢翔太が入院してから、タ ーニャ、毎日泣いてた…｣ ｢ターニャ、翔太を好きな んだって思った｣ ｢あんなに、真っ直ぐ、好 きになれるなんて｣ ｢羨ましかったんだ…｣ ｢好きな人を、思う気持ち ……｣ ｢だから、タクマと別れた の｣ ｢本気で好きだったから… …｣ タクマ ｢俺もだよ…｣ ｢最初から、全てをやり直 したかったんだ…｣ アミ ｢なのに…風俗なんか 行って…｣ タクマ ｢……すまん…｣ アミ ｢…思い出したら、｣ ｢イライラして来た…｣ タクマ ｢…アミ…もうひと つ、聞かせてくれ｣ アミ ｢なに？｣ タクマ ｢その、中年とは… ……入れられたのか？｣ アミ ｢……｣ ｢滅多に立たない人だった からね…｣ タクマ ｢…｣ アミ ｢…入らなかったよ｣ タクマ ｢…｣ アミ ｢全部、話せっての？ …｣ タクマ ｢…今日しか…聞く チャンス…ないんだ…｣ アミ ｢…｣ ｢ま、いっかぁ…｣ アミさんが、俺を見たんだ 翔太 ｢…｣ アミ ｢なかなか立たない人 だったんだけどね…｣ ｢私が立たせて、あげたの ……よ｣ アミさん、フェラしてるような手つきをしたんだ 口元で アミ ｢…夢中になって…私 に入れて来たわ…｣ ｢…そのまま…中で、出さ れたの…｣ ｢地位のある、中年の男性 が、私に夢中になってた の…｣ ｢なんか、おかしかったな …｣ ｢タクマが聞きたいのは、 別の事かな？｣ ｢…お尻は、入らなかった よ｣ ｢…硬さが足りなかったみ たいでね…｣ ｢……また翔太、大きくし てるょ｣ アミさんが、そう言ったんだ 俺、顔、真っ赤だったと、思う… アミ ｢タクマ、これで全部 だよ、納得した？ ｣ タクマ ｢……｣ 前へ |次へ |
|
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |