《MUMEI》

アミ 「そっかぁ…」

「タクマ、風俗ってよく行 ってたの?」

タクマ 「な、何だよ…急に …」

アミ 「何か、今日なら、色 々聞けるかなってさ…」

タクマ 「…たまに、だよ… 」

アミ 「たまにって?」

タクマ 「…年に、何度か、 かな」

「付き合いも、あるんだょ …業者さんとか…」

アミ 「…最後まで、出来る の?風俗って」

「私より、気持ちいいの? …」

タクマ 「色々あるみたいだ けど、俺が言った店は、 最後まっ出来る店だよ」

ターニャ 「何で行くの?」

タクマ 「…」

ターニャ 「翔太は?」

「行った事あるの?」

翔太 「俺は、ないよ…」

「俺、人見知りするし…」

「行けないよ…」

ターニャ 「行ってみたいの ?」

翔太 「行かない…」

「興味無いとは言わないよ …けど…きっと満足出来 ないから…」

ターニャ 「満足って…」

「プロなら、私より、きっ と上手なんじゃない?」


翔太 「……俺さぁ」

「相手の女の子に興味無い と、…」

「セックスしたら、きっと 気持ちいいんだろうけど さ…」

「…何て言うか…」

「やらしい事、したいんだ よね、俺」

「ただ、ヤルだけじゃ…」
「つまんないよ」

アミ 「どんな事やってんの よ、アンタ達…」

アミさんに、冷やかされたんだ

ターニャ 「ないしょだょ」

ターニャ、べーぇ、って顔して言ったんだ

アミさん、笑ってた


翔太 「あのさぁ…」

「どうでもいい事なんだけ ど…」

「……」

ターニャ 「なぁに?」

翔太 「…うん……」

ターニャ 「?…」

翔太 「…の、ときって…」

「……てたの?…」

ターニャ 「?…聞こえない よ…なぁに?」

翔太 「タクマさん……とき 、…感じて……の?」

ターニャ 「!…」

翔太 「……」

ターニャ 「…いまさら、隠 しても、仕方ないかぁ…」
「濡れてたと、思うよ…」

翔太 「そっかぁ…」

ターニャ 「けどね…」

「逝くの、教えてくれたの は翔太だよ…」

「嫉妬されるのは、うれし いけど…」

「…嫌わないでよ」

翔太 「あんま嫉妬してると 、俺が嫌われちゃうね…」
アミ 「やっぱ、気になるよ ね、そういうのって」

「こう言うときじゃないと 聞けないもんね」

……

俺とターニャ、車置いて、タクシーで帰ったんだ

ターニャ、ずっと俺の手を握ってたんだ

玄関入るまで


靴を脱いだときだった

ターニャ 「私だって嫉妬し てるんだからね」

「お姉さんの事…」

ターニャ、そう言ったんだ

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