《MUMEI》

翔太 「凄いね、なんか今日 のアミさん…」

タクマ 「…まいったょ…」

タクマさんが、冷えたビールを持って来てくれたんだ

タクマ 「ターニャ、吹っ切 れたんだな、過去の事」

「自分の口でサラっと言っ てたよな」

翔太 「みたいですね」

「少し、ほっとしました」

「少し、ヤケっぽくも、見 えましたけどね…」

タクマ 「うん…」

「けど、前向きになったん じゃないの?」

翔太 「ですね」

「タクマさんも、嫉妬、す るんですね」

タクマ 「みんな、同じだよ 、嫉妬しないフリは出来 るけどさ」
「本気で惚れたらな…」

翔太 「…うん、そうですね 」

タクマ 「俺達は、嫉妬もス パイスにしてるけどな」

翔太 「スパイス?…」

タクマ 「刺激に、なるんだ 」

………

タクマさんと、嫉妬について、話してたんだけど

アミ 「見て、二人とも」

アミさんの声に、振り返ったんだ

ミニスカート姿のターニャが居た

着替えたんだ、ターニャ


アミ 「私の服、着せてみた んだけど、どう?」

「コレで、コート着て、ブ ーツ穿いたら完璧じゃな い?」

ターニャ、凄くオシャレで、凄く似合ってたんだ


タクマ 「…イケてるなぁ… …やっぱ、スタイルいい よなぁ、ターニャ」


ターニャ 「ちょっと短過ぎ じゃない?…スカート…」
タクマ 「脚長いから、そう 見えるんだよ」

翔太 「…」

ターニャ 「…見えちゃいそ うで…落ち着かないょ」

ハニカム、ターニャも可愛いなぁ

アミ 「なに、翔太、見取れ てるのよ」

翔太 「うん、ドキッとする ほど可愛いよ」

アミ 「あれぇ、ターニャ、 照れてるよ」

ターニャ 「…」

アミ 「その服、全部あげる よ」

タクマ 「翔太、心配だろ? あの格好で、街に出られ たら」

翔太 「…うん」

「…ナンパとか…されちゃうんじゃないかなぁって」

ターニャ 「一人じゃ、これ 着て、外出れないよ…」

ターニャ、スカートの裾を手で押さえながら言ったんだ


アミ 「何話してたの、男子 達は」

翔太 「嫉妬について、かな ?」


アミ 「嫉妬かぁ…タクマな んかねぇ」
「エッチな事ばかり聞く んだょ」

「誰とはどうだったとか」

タクマ 「話しながら、感じ てんじゃんか、アミ」

アミ 「だってぇ、タクマ燃 えるんだもん」

ターニャ 「翔太も、それ、 あるかも」

「この前、スッゴい聞かれ たんだ…」

「あっ…」

アミ 「…遅いよ、ターニャ 、」
「タクマしか、居ないじゃ ん…」

タクマ 「もう、ひとつの事 かもよ…」

ターニャ 「……そっちは、 翔太、なにも言わないよ …」

タクマ 「ターニャ、乗り越 えたみたいだね」

「普通に、話せるぐらいに …」

ターニャ 「…この、メンバ ーだからかな…」

「翔太に、嫌われないなら …過去なんか、気にしな いよ…私は」

アミ 「…うん」

「で、どう聞かれたのよぉ ?」

ターニャ 「えっ?…」

アミ 「いいじゃない」

「エッチな話し、しようよ 」

タクマ 「俺も、聞きたいな ぁ」

ターニャ 「……」

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