《MUMEI》
笹木希
 さぁ、転校初日だ。ガラにもなく緊張……

 というわけでもなく、一時間目の英語の授業。


「…zzZ…zz…zZ…」

 俺は爆睡していた。
 後で聞いた話しによると…


「うわ……すげ…いきなり?…」
「マジで…」
 クラスの男子が苦笑いを浮かべる中…

「ほーぅ…良い根性じゃないか?なかなか珍しいバイ?」
 英語担当教師【通称:ガミコ】は笑みを浮かべたらしい。

 俺から言わせると、失礼ながら、アンタの方こそ良い根性した教師でした。といったところだろうか。
 読者の皆様、申し訳ありませんが、個人的な言葉を書かせていただきます。

『ガミコ先生、一年半、担任同様にお世話になりました。
 アナタの不器用な優しさは、俺には温かすぎました。アナタの厳しさは、確かに優しさを感じさせてくれました。素直になれなかったこと、後悔しています。申し訳ありません。ありがとうございました。』

 皆様、大変失礼致しました。
 それでは、本文に戻ります。



 それでもどうにか休み時間に入ると、同じ小学校だった生徒に囲まれる。この学校は三つの小学校から生徒が集まるため、全然知らないヤツも興味本位で集まっている。

 女子の、どんどん進む話しのペースには付いていけず(その元気はどこから湧いてくるんだ?)と思い始めた時だった。


 勢い良く教室のドアが開いた。

 麻美さんと菜々が立っていた。

「マジ希やん!!元気!?久しぶりやね〜!」

 麻美さんが笑うと、その後ろで菜々も微笑む。
「久しぶり。身長伸びたね〜、ウチより大きくなったやん!」

 2人と会話を交えると少し落ち着いた。


 その後は、特に変わった事も無いまま放課後となる。

 諸々の事情により、家に帰る気は到底起きないので、教室で携帯を眺めていた。

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