|
《MUMEI》 「か、和志……。お前、何を……」 「……悪いがこの小僧は俺が貰い受ける。文句はなしだ」 言葉どおり有無を言わせない畑中のん口調 鋭く睨めつけられ、父親がその口を噤んでしまったのを確認すると 畑中は徐に母親の方へと向いて直り 「……アンタも、こんな男とはさっさと手を切る事を俺はお勧めするがな」 「和志さん……」 「あとはアンタ達次第だ。好きにやってくれ」 畑中の忠告にすっかり動揺し、その場に膝を崩してしまう母親 最早無様としか言いようがない両親を早々に放り置き 畑中はその場を後にしたのだった…… 前へ |次へ |
|
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |