《MUMEI》
交流会・サプライズ10
確かに、『近くにいればいい』って言ったのは俺だ


けど!


「薫、近すぎ!」


密着してるから!


「これじゃ、踊れないね」


ほら、相楽も困ってるから!


「踊れないと、高橋君困ると思うよ?

体育祭や文化祭

それに、卒業式でもワルツ踊るし」

「そ、そうなのか?」


それは困る


「俺と踊るから、平気」

「今年は大丈夫だけど、二年になったら困らない?

神澤君の相手も来るし」


…そう、だよな


「平気」

「じゃないだろ、薫」

「平気」

「俺も覚えたいし」

「平気」

「薫」

「…」

「薫」

「じゃあ、一回だけ」


そう言って薫は


ほんの少しだけ、離れた


まぁ、これで一応踊れるし


「じゃあ、改めて頼む、相楽」

「…」

「相楽?」


どうしたんだ?


「あ、ごめん。高橋君と神澤君、本当に仲良しなんだと思って」

「そ、そうか」

「うん。あ、高橋君の事、誠って呼んでもいい?」

「あぁ」

「ダメ」


薫…何でお前が否定するんだ


「僕の事は歩でいいからね」


相楽、


…歩は全く気にして無かった

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫