《MUMEI》 避ける間もなく、何かは明智に当たると三方向に分かれて、明智の周りをそれぞれ1周し、左腕に向かって消えていった。 「な、なに、なんだ今の…ん?」 何かされた!という事は確かで、でも、ジェイオルから攻撃的な雰囲気を感じることもなく。 とりあえず痛みが無かった事で、明智は自分の身体が無事な事を確認し、左腕を見た。 左手首の上の辺りに何かが浮いている。 「数字?と、メーター??」 触ろうとしても、そこに何も触れている感覚は無い。 しかし、はっきりと視覚に認識できる形で黄色いプレートがそこに浮いていて、中には「MASA」と言う文字と、戦闘ゲームに出てくるようなゲージがあり、その横には数字が書いてあった。 ゲージは3分の2程度しか色がついていない。 「マサか。ふーん。マサ!そこに書いてある数字をリキに聞かせてやれよ。驚いて今度こそひっくり返るぞ。」 「え、数字?これか?5216…でも、3分の2しか色がついていない。。」 前へ |次へ |
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