《MUMEI》
※GWの予定5
その夜、久しぶりに誠治さんの携帯に電話をかけた


《何の用だ》


当たり前のように、楓校長が出た


ま、どっちでもいいか


「鳳凰学園と俺の地元の中間位に、別荘あるらしいな」

《あぁ。いつも俺と誠治でよく使ってる》


そうなんだ


なら、都合がいいな


「今回も、使うか?」

《交ざりたいのか?》

「違う」

《まぁ、交ざるってのは冗談だが》


本当かよ


《GW、一緒に来るか? どうせ暇だろ》


…こういう言い方、会長とそっくりだな


「行かない」

《真面目な話、たまにはお前も女として過ごした方がいいだろ》

「…それは、まぁ」


慣れたといっても、やっぱりこの特殊下着は窮屈だし


しかも


GW、バッチリ生理予定と被るし


《だろ?》

「けど、なぁー…」


バカップルの邪魔するの、悪いし


《大丈夫だ。見られると興奮するから。

俺も誠治も》

「…やっぱりやめる」

《あ、おい…》


ピッ


やっぱり、虎之介先輩と寮で大掃除だな


修治が言ってた別荘は、誠治さんと楓校長が使うし


うん

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫