《MUMEI》 あゆまは何かを掴んで眠るのが好きで、俺の腕を掴む。 たまに、悪夢でうなされるので爪痕が残る。 眠れない夜は営むことで紛らわす。 「有志……、先輩が有志のことムッツリだって……ムッツリって何?」 吹き出してしまう。 その、先輩とやらのせいで最近は安眠出来ない。 「その、先輩に俺のこと何て伝えてるの?」 「一緒に棲んでる叔父さん。」 金で囲ってるとか、勘違いされてないよな? 「あ、一人で笑った、ムッツリだ。」 先輩、余計なことを。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |