《MUMEI》

 ある日、久しぶりに会うことになってうれしくはしゃいで駆け寄る女の子。

『海都くん!教久くん!将之くん!』と呼ばれた三人は、女の子より年上の青年。

『走るなよ、転ぶってば美優ちゃん。』と気遣う教久と将之に対して海都だけは浮かない顔。


『あれ?玲爾さんと、弘孝さんは。』

『弘孝くんと玲爾くんは仕事。…美優ちゃんも大丈夫、小学生になったんだっけ。』
『うん、文字かけるようになったんだよ。』

『そっかあ、だったら手紙をかけるね。』
『うんっ。』と美優は元気よく返事。

『海都、住所書いた紙…美優ちゃんに渡せ。…ほら。』と教久は催促した。
『ん、ああ。…はい。』と海都は美優に渡した。


『あ、ありがとうございます。…でもどうして?』

『しばらく…会えなくなるんだ。』

『いや…しばらくじゃないよ。
もう会えなくなる…遠くに引っ越すんだ。』と将之の言葉に美優は目を丸くした。

『きっと会えなくなることはないよ、すぐじゃないけど…またずっと会うこと出来るよ。』と黙ってた海都がいきなり言った。



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