《MUMEI》 「ごせん!?」 明智が読み上げた数字に山男が目を見開く。 「リキ。驚いただろう。俺がまだはっきりと覚醒していないスレシルの所に飛んできた理由はこれだ。スレシルで五千。これは異常な値だ。」 「善彦ですら…1800程度だったはず…」 「…??」 「それで未覚醒だっていうのか…」 恐らく、5216という数字は、自身の能力の何かを表す数字なのだろう。とは予測出来た明智だが、その数字がどの程度の物なのかピンと来ない。 なんだか、異常な値という事は目の前の2人の会話で想定は出来た。特に山男の驚き様は明智をさらに疑問の渦へと誘っていく。 「分かっていないようだな。」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |