《MUMEI》 GW初日2「ありがとうございます、直人さん」 「本当に助かりました」 「いえ。それより、今日はよろしくお願いします」 「「はい」」 俺と虎之介先輩は、大きく頷いた 「…少々、予定と違いますので」 「「?」」 珍しい 直人さんが、困ってる 「何か、あったんですか?」 そういえば、俺達と同じように一階に集合している用務員や、清掃会社の人達も、何処か、緊張してるように見える その時 聴き覚えがある、独特のエンジン音がした …まさか、な 「何で」 虎之介先輩が、驚いているのが見えたけど それでも、まさか、と思った 視界にうつる赤が見えても、あの連中が、寮の害虫駆除を手伝うとは、思えなかったし けど 「来てやったぞ」 「皆、揃ってるね」 「「お疲れー」」 「…」 ヤツ等は、回転ドアをくぐり、中に入り 皆に向かって、笑顔で声をかけた あ、約一名は ものすごく、不機嫌だったけど 俺と、目が合うと 笑った 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |