《MUMEI》

ふと思いついて、明智は左腕に集中する。

しばらくはそのまま固まっていたから、山男もジェイオルも2人で会話していて、俺の変化には気付いていない。





色々と自分なりの試行錯誤を繰り返していく内に、左腕から伝わってくる力とは別の力が自分の中にあることに気が付く。

「…」

―シュ…

消えた。その別な力にも意識を持っていった瞬間、左腕の上に浮かんでいたプレートが左腕の中に吸い込まれる。

「…!」



―シュ…

出た。


明智は思わずニヤリと笑っていた。

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