《MUMEI》
もう1人のクラス委員
担任が「クラス委員は、男女ペアだから・・・男子!誰かなってくれ。」と言った。

しかし、クラスはシーンとしている。

担任が口を開いた。

「じゃあ、さっきまでずっとしゃべっていた・・・
え〜と西村!お前クラス委員な。」

続けて「賛成の者は拍手しろ〜。」と言ったのでみんな拍手をした。

おかげで俺の意見は聞かれることもなく、
1日目のホームルームは幕を閉じた。

後ろから「わぁ〜優斗!結局クラス委員になっちゃったね♪」と香奈が楽しそうに言った。

翔も「優斗!明日から頑張れよ♪」っと言った。

クラス委員は日直みたいなものだ。

毎時間号令かけたり
日誌かいたり・・・

簡単に言うとクラスの雑用係りだ。

まぁ、もう今さらどうすることも出来ないし・・・

1学期だけだし・・・と自分の中で割り切った。

前へ |次へ

作品目次へ
ケータイ小説検索へ
新規作家登録へ
便利サイト検索へ

携帯小説の
(C)無銘文庫