|
《MUMEI》 GW初日17八坂 椿視点 もう、こんな時間か そろそろ戻らないと、誠が心配するな 「気まぐれでも、途中からの重役出勤でも来たからには、最後までいたらどうですか?」 「そ、そうですよ。人数、いた方がいいですし」 立ち去ろうとする俺を ジャックと ジャックの天敵の 頼りねー、中等部生徒会顧問が引き止めた まー 引き止める気持ちも 俺の力が必要だと、思う気持ちも スッゲー、わかる、けどな 視線の先 ジャックと中等部顧問並んで座る間の扉の奥には 学園最強の問題児 暁が、いるんだから 今日は寮の大掃除だからと、暁は、学園内にある反省室に ほとんど監禁状態にされていた 他の雑魚共は、体育館に集められ 体育教師と 理事長が用意したSPに監視されている 去年までは若くてゴツイ体育教師が何人かいたが 今年は、更生プロジェクトのせいで、年寄りしかいねーから、つー理由らしい 「そんなに心配なら、SPをこっちに呼んだらどうだ?」 俺は、これから俺がいなくなって心配してる誠のところに 帰ってやらなきゃいけねーからな 前へ |次へ |
|
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |