《MUMEI》 GW初日18黒崎 明雅視点 …また、自分の都合のいいように、解釈してるんでしょうね 「一度手伝うと言ったからには、きちんと夕方まで全うしたらどうかと言ってるんです」 多分、高橋君は会長の事なんか きっぱりさっぱり忘れて、掃除に励んでいるでしょうし 「それじゃ、(誠と)昼飯食えねーだろ」 「ここでも食べれますよ」 高橋君とは、無理ですけど 「そ、そうですよ」 私と一緒で 私と二人きりにはなりたくない白田も、必死に会長を引き止めた 「ここじゃ、ろくな飯ねーだろ」 「「あ」」 それは、禁句 そして、間の悪い事に 「ろくな飯…ですか」 暁君と、私と、白田の 三人分の昼食を持って 観音寺 渚さんが、登場した 観音寺さんは、GW、一人残り 残っている教師や生徒達の食事を担当していた 「一応、届け出の出ていない生徒の方々の分も、昼食用意してきましたが 椿君は、いらないようですね」 「あ、いや、…」 「大丈夫です。君の分は、無駄にしませんから。 では。 夕方まで、きちんと。 お役目、頑張って下さい」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |