《MUMEI》
想いと思いの重さ
ちよこ、休日の過ごし方




朝、お日様と同時に起床。


朝食はクロワッサンとアップルティー♪

やだ、美味しくて4つも食べちゃった☆


午後はポカポカお外でサイクリング♪
近くの本屋に寄ったら面白そうな
少女漫画をはっけ―ん
大人買いしちゃったw!







…………………なーんて休日過ごそうと思ってたのによ〜……


朝から子分共に起こされ半ば無理やりバイクに乗せられ着いた先は……





「って集会かよ!!」




公園に何十台ものバイクを置き、何十人ものヤンキーがたむろっているわけで、はたからみれば危ない連中。



あたし女の子らしくなるって決めたんだよ!決めたそばから邪魔すんなよ!!


イライラは積もるばかり






「まぁまぁそうカッカしないでくださいよ姐さん」






ニコニコしながらコーヒーを渡してきたのは、あたしの第一子分

佐々木智春【チハル】 (高1)



中学の時はいつも姐さん姐さんって言いながら付いてきてたなぁ……。





「んで?こんな朝っぱらから何のようだコンチクショウが」

「やっぱ昔と変わらず朝、苦手なんすね―?」

「うっせー……あーダメぐらぐらする」





ちよこは頭を手で支えながら眠気と葛藤する。






「ようはないんですけど―、俺も連れも久しぶりに姐さんに会いたいな―ってんで、それなら連れてこよ―☆的なノリで姐さん引っ張りこんじゃいました」

「連れてこよ―☆じゃねーよハゲが」





眠気を取り除くためにコーヒーを開けて一気に喉に流し込む。

すると智春は横にストンと座ってきて
ちよこの肩に手をまわし






「つれないなぁ〜、姐さん会いに来てくれなかったからホント寂しかったんですよ〜?こんなに想ってんのに酷いや」



そうボソっと耳元で囁くように話かけられて
一気にコーヒーを口から吐く。





「あはは、噴水みたい〜」
「ち、智春くんんん!?どこでそんななげかわしい行動覚えてきたの!??」




年下にテンパるちよこ手足をばたつかせる





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