《MUMEI》 しかしこのバイクは違う。 青メインで黒と赤、白のラインが入っており、 シャープな形をしたデザインは直ぐに将貴の目に泊まった。 加えてかなりの軽量で、音がうるさくない。 軽量な分スピードは出るし、 音が出ない分、 感覚的に更にスピード感を感じることができる。 将貴が即買いしたのは言うまでもない。 普段なら海に行く時や単に風に当たりたい時など、 プライベートで使用するのだが今回ばかりはそうもいかない。 将貴はこのNo.2に頼ることにした。 早速跨がり、道路に出る。 そして由里香の方を向いた。 「じゃ、行ってくっから。 鍵閉めよろしくな。」 「わかった。 今日も集会あるの?」 前へ |次へ |
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