《MUMEI》 「先生、もう声出して大丈夫ですよ。」 何が起こっているか分からなかったが、突然ジェイオルが混乱し出したと思っていたら雅俊から声を掛けられた。 「雅俊?一体何をした?」 「探(サーチ)が凄いんだ。ってあんまりにも言うから、逆手に取ってみたんです。上手く行きすぎて逆にびっくりですけど。」 要は、化(センス)でジェイオルの脳に、雅俊の気配がたくさんあるように錯覚させた。そのあと、山男の気配も姿も認識できなくさせた。それだけなのだ。と、雅俊は手短に説明する。 「善彦と同じく、脳に影響与えられるんだな。」 「んー、多分。」 「?」 「説明は後で!取りあえずここから抜け出してあいつから離れる方法考えないと。さっきから試してるんですけどイマイチ間(スペース)?の使い方は飲み込めなくて…」 覚醒した直後でそれだけの魔法を使えるだけ凄いと思うんだが… 「おい、お前ら!まだ近くに居るんだろう?」 「!?」「?」 前へ |次へ |
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