《MUMEI》

『そ、それが特務任務っすか?』


すると暫くの間をおいて、
力のない返事を返される。


「なんだ、文句あるのか?」


『い、いや、そんなことは・・・。』


「あーあ、せっかくあのバイクを乗らせてやろうと思ったのになぁ。

しゃーねー、林にでもたのむか・・・。」


『や、やりますやります!

あのバイクってZーα2(将貴が今日登校に使用したバイク名)のことっすよね!?』


「ああ。」


してやったりとニヤつく将貴。


「鍵は靴箱に置いとくから。」


『はいっす!』


ここで電話は終了された。

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