《MUMEI》
誠への告白(会長編2)
歩「なあに、話って」


誠「昨日、…会長に、告白された」


歩「…そう」


誠「けど、断るから」


歩「神澤君が、好きだから?」


誠「そ、それは…(そりゃ、好きだけど、薫にもちゃんと相手いるし。けど、アイツ、前俺を好きって言ったし。相変わらず俺にべったりだし)」


歩「ねぇ、誠」


誠「ん?」


歩「僕と付き合ってくれない?」


誠「…は?」


歩「もちろん、フリだよ。僕、君、嫌いだし」


誠「え?」


歩「自分は誰からも、好かれるって思ってた?」


誠「そんな事は…」


歩「あるわけ無いよね。皆を騙してる、嘘吐き女の分際で」


誠「!」


歩「僕、嫌いなものには敏感なんだよね」


誠「まさか、最初、から?」


歩「当たり前じゃん。僕から言わせれば、気付かない周りの方がバカなんだよ。

まぁ、会長は、昔からバカだけど。

で、付き合ってくれるよね」


歩、誠に


夏休み中、撮った誠の写真(女とはっきりわかるもの)を見せる


誠「…こうまでして、何で嫌いな俺と、付き合うフリをしたいんだ?」


歩「だって、そうしたら、バ会長が悔しがるじゃん」

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