《MUMEI》
名案?2
2時間目。


黒板にただ並べられていく文字をノートに取りながら、
ひたすら思案に暮れていた。


だが考えても答えはでるどころか、
いつのまにかワイルドチルドレンや悟城組、
ギンのことやバイクの問題に発展する。


何考えてんだよ。


笑い方など些細なものに捕われたことに気付き、
頭を降る。


そうして授業に集中しようとペンを握り直した。


その時。


ガンッ!!


上手い具合に何かを殴ったかのような、
鈍い音が響いた。


いきなりの衝撃音に思わず顔をしかめた将貴。


だがあれだけ大きな音にも関わらず、
クラスメイトは何事も無かったかのように大人しく席に着いている。

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