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《MUMEI》 ｻﾞﾜｻﾞﾜ… ｢確かに今千葉は乗りまくってるけど､ そっちにばっか目が眩んで他が攻めやすくなっちゃったらそれこそディフェンスは崩壊するよ｡ 選択肢が多ければ多いほど守りづらくなるからね｡｣ ｻﾞﾜｻﾞﾜ… ｢あ…そうか…｣ ｻﾞﾜｻﾞﾜ… ｢その点センターを潰せばディフェンスとしては効率がいい｡ とりあえず他を守りやすくなるし､ 上手く行けば千葉にボールが渡ることも防げる｡ 仮に渡ったとしても2枚目のおチビが出て来るだろうし､ それを千葉が抜いても今度は桜井がカバーってとこでしょ｡ まぁセオリーっちゃセオリー｡｣ ｻﾞﾜｻﾞﾜ… ｢…ふけぇな｡｣ ｻﾞﾜｻﾞﾜ… ｢そう｡深いんですよ｡ もうこうなると打てる手は1つしかないね｡｣ ｻﾞﾜｻﾞﾜ… ｢何ですか…？｣ ｻﾞﾜｻﾞﾜ… ｢見てればわかる｡ ただ… これは凄い強引な手段だし､ 上手く行く保証もない｡ 例え上手く行ったとしても…｣ ｻﾞﾜｻﾞﾜ… ｢？｣ ｻﾞﾜｻﾞﾜ… ｢いや…やっぱ何でもない｡｣ ｻﾞﾜｻﾞﾜ… ｢え〜!? そこで止めないでくださいよ!!｣ ｻﾞﾜｻﾞﾜ… ｢うるさいな〜｡ 黙って試合見とけよ｡｣ ｻﾞﾜｻﾞﾜ… (こっから先は千葉… かなりの鬼門だぞ？ お前もわかってんだろうけど… たぶんお前はそれでも…) 前へ |次へ |
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