《MUMEI》
過去編(成介死去〜成白政権確立)
時は534年(原年64年)3月、海賊の棟梁「磯ノ神」を称し、美山城を奪取して香金成姓を築き上げた成介が死去した年である。
成介の生前から香金王より美山城奪還を命じられていた強川原鹿・原作親子は何度も美山城に攻め込むのだが、「軍神」成介の采配で第一次・二次美山征討をなんとか持ちこたえていた。
その「軍神」成介死去後で息子・成白に代替わりした浮目を狙って同年6月、強川原鹿は自ら※30余万の大軍勢で美山城を陥落させようと計略を練る。(第三次美山征討)
※第一次・二次は息子・強川原作による
成白は原鹿の策謀を知るや否や直ちに赤獄川以南に砦を作り、城前に三段の土濠を設け敵の襲来に対処した。そして海上には「磯ノ神」の威光で収集した賊船6雙を配備、兵力に勝る強川軍を器力、火力で圧倒しようと策謀を練った事は成介の戦法とは相容れない独特な戦法で、この戦いをきっかけとして「恐人成白」の名を高揚させたのである。

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第三次美山征討:534年(原年64年)7月[成川の戦いの本格化]

“王軍”総帥・強川原鹿(双尽戦法)
参謀・強川原作、大将・凌止良竿

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