《MUMEI》

観客席。



ワーワーッ!!!!!



「上手いな…」



ワーワーッ!!!!!!



「あんなん普通のプレーすよ。」



ワーワーッ!!!!!!



「そうじゃないよ。
上手いのはあそこまで持ってく計算をしてること。」



ワーワーッ!!!!!!



「計算…?」



ワーワーッ!!!!!!



「ちょっと前のプレーくらいから雰囲気が変わったね。


たぶん桜井が動き始めてる。


司令塔としてのスイッチが入ったと見えるね。」



ワーワーッ!!!!!!



「桜井…さん…」



ワーワーッ!!!!!!



「個人技のレベルが高いことは知ってたけど、


どんなゲームメイクするかってのは正直謎だった。


思ったよりずっとキレる奴みたいだね。


見てて面白い。」



ワーワーッ!!!!!!



「本調子ってわけすか…」



ワーワーッ!!!!!!



「だね。


二ノ宮も結局は桜井の駒の1つ。


1番警戒すべきはあいつなのかもしれない。」



ワーワーッ!!!!!!



「No.1か…」



ワーワーッ!!!!!!

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