《MUMEI》 屋上へ向かうと雅也が寝ていた。 「ここで何してるの?」 「お前の事で皆がギャーギャー騒いでるからここきた」 「本心はクラスの輪に入りたいと想ってたりする。」お芝居するように言った。 「!?・・・」 「違うの?」 「知らない・・・君の気のせいだよ」 「そう、私の気のせい。残念ね」 その後沈黙が続いた。 「何の香りかな・・・」 「たぶんニンニクかな・・・」と雅也。 「・・・ニンニクだ!私、帰る!」と言って星羅は顔を青くして教室へ帰ってしまった。 前へ |次へ |
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