《MUMEI》
…!?
 
とその時いきなり鈴音が目の前に現れた。


「…先輩」

「…っ!?」
ぞくっと背中が疼く。
な、何‥?


「先輩、感じやすいんだね…♪」

「なっ…!?」

今度は唇を鈴音の細い指がなぞる。

「んぅっ…!
やっ…やめろ!」

「逃げても無駄だよ」

こっ…こいつ初対面なのに何て事してきやがる!

「なっ何なんだよお前!」

「何って、人間」

「ちが……はぅっ!」

「ははっ、ホントに弱いんだねこーゆーの☆」

「そんな事された事ねーし!!」
弱いのは当たり前だ!


「真面目に何なんだよ鈴音……」

「僕はね……」


「魔法をかけにきたんだ」

「…は?」

「先輩に魔法をかけてあげる♪
…Love Magic☆」


 

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫