《MUMEI》
先輩ってホントに…
 

-高人目線-

「はぁっ…はぁ…っ」
俺は首筋と耳を攻められただけで
息がかなり乱れている…

「先輩ってホントに敏感ですよね」

「うぅぅ……」

自分でも分かっている。
俺は…かなり感じやすい…


「僕がちょっとやっただけで……」
「あーあー!!もう何も言うなっ!」

俺は鈴音の言葉を遮って、
そっぽを向いた。


「……………♪」

ツンっ
「ひゃあっ!!?」

ビクンッと大きく反応して、
俺はバッと鈴音から離れた。
脇腹を突かれた..!?


「なっななななんだッ!」

くすぐり…!?


「先輩くすぐり効くってコトだよね...」


「やっやめろそれだけは…っ…!?」

と同時に鈴音は
脇や脇腹などくすぐってきた。

「ひぁっ!ぁっははははっ…!」

「こちょこちょ…♪」


「く…っはははっ」
だっダメだッ…!
俺はくすぐりというものにはかなり弱い!

「ははははっ…頼むから…ッやめっ」

「そんなに効くとこっちも楽しいよ…♪」



-鈴音目線-

僕が触れるごとに
先輩の体は面白いくらいに反応し
弱いなかでも更に弱点を見つけると、
電流が走るように大きくのけ反る。

「はぁ…っあはははっ息が…出来ないッやめてくれぇ…っ!?ははははははっ」

「やめてほしいの??」

「当たり前だッ」

「じゃあやめてあげよう」
そう言って僕は手を止め、
まともに立てない先輩を支える。


「はぁ…はぁ……ゴホッ…」

「大丈夫?先輩」

「やったお前が言うか……はぁ…ッ」




-高人目線-

俺はまともに立てず、鈴音に寄り掛かる。

「はぁ……」

くすぐり…
苦しいし笑いたくもないのにいくらでも笑いが出て来る…

苦しかった…。


でも、何だろう
何か

「もう一回されたい..」

「先輩…まさかハマっちゃった??」

「…っ!?いっいやそんなコトはない!///」

鈴音の目が輝いている。


どうしちゃったよ、オレ……


「あ…のさぁ……」

「なぁに??」

「く…くすぐりって
苦しいだけじゃないんだ…な……?」

「……先輩…」

「あっいや今のは忘れてくれっ!!////」

な…何言ってんだ…!?


ツー…
「んぁっ!//」

「そんなにお望みならくすぐってあげましょうか^^*」

「けけけけ結構です!!」

余計な事言うな、俺ー…!

 

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