《MUMEI》 そして授業が終わり、教室に日が差し込む頃になった――あのあと星羅はどこかに行ってしまった。 「星羅さん大丈夫?」 「あれ?そうゆえば屋上に行って雅也に会ったみたいだけど・・・なんかあったの?」 「別に・・・何にもないけど」 「よかった!心配しただよ!」 「・・・」 ☆*:・°★:*:・° ――数分後―― 星羅と雅也達は掃除当番のため鶏小屋にいた。 「おいさっさと掃除始めろよ」 「・・・」 「なんでやんないだよ?」 「違う・・・」 「はぁ!?」 「私の事・・・・威嚇してるみたいほら・・・」 確かにいつもと違う様子の鶏だった。いつもならこうじゃないのに・・・ 「ごめん帰る」 「おい・・・」 「止めなくていいから」 それからだった、僕の身の回りで考えられない事がたくさん起きるのだった――― 前へ |次へ |
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