《MUMEI》
一目惚れ？
江上は
日誌を書き終えた｡

俺は｢じゃあ持っていっとくから｡今日は本当にごめんな｡｣っともう１度謝った｡

江上は｢気にしなくていいよ｡ありがとね｡｣と笑顔で答えてくれた｡

そして俺は教室を出て行った｡

担任に持って行くと

｢今日どうしたんだ〜？？｣とやる気なく説教された｡

俺は調子が悪かったと嘘をいい､その場を乗り切った｡

担任は｢まぁいい｡次から連絡いれろな〜｡｣といって解放してくれた｡

[遅くなったから
もう江上は帰ってるだろうな｡]と思いながら教室に帰った｡

教室のドアを開けて
教室に入ると

見覚えのない可愛い女の子が涙を流していた｡

彼女は俺に気がつき

走って教室から出て行ってしまった｡

その子をみた瞬間俺の中を稲妻が走った｡
それくらい大きな衝撃を受けたのだ｡

俺は自分の席に戻り

無意識にさっきの子のことばかり考えていた｡

この出会いが
今後の俺にどんな影響を生むのかを
俺はまだ知らなかった｡

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