昼休み - 無銘文庫

《MUMEI》

昼休み

「ポカポカだに～」
日の当たった机に寝そべっている皐月マリナ｡

「うぉぉぉっ
くらえこの」
ゲームに熱い岡崎燈舞｡
「今回も私の手柄の
ようだね副生会会長」

同じくゲームに熱い生徒会長の東城音翠子｡
PSPを片手にチョコトリュフを食べている｡

「くそっ....なんで俺
はコイツにいつも勝てないんだよ～」

「ふっふ今のゲームは
協力してモンスターを
狩るゲームじゃないの」

燈舞は顔を涙でボロボロにして生徒会室から出ていった｡

「最近のゲームは
つまらないわ｡
子供はゲームに貪欲なのにさ......」

そう言ってまたチョコトリュフを食べた｡

これがいつもの昼休みの風景｡

「ねぇ～さ～ん
大ニュースなのだ」
思いっきりドアを開けたのは花沢楓｡思いっきりドアを開けたせいかマリナは起きた｡

「おい....楓...
お前ふざけんなよ
人がせっかく気持ち良く寝てたのによぉ....
ボコボコにしてやんぜ」

マリナはキレるとヤバイ
「ひぃぃぃぃ
ごめんなさい」

楓は顔に痣やら血がハンパなかった｡

「あぁ...僕の可愛い顔になんてことを...」
鏡を見ながら楓はいった｡
鏡越しに見えてくるマリナのオーラ...

「ひっ」

「で、大ニュースって 」

呆れた顔で翠子は言った

「そうそう第358回目の
生徒会選挙が行われるんだもしかしたら僕たちココから出てくかもしれない」

「そんなこと大丈夫｡
心配しないで...私達が卒業するまでは一生私達のものよ」

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