《MUMEI》

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年が明けて〜三学期が始まった。


「愛紗〜今日から部活だぞ!美術室にこいよ。」


「はいは〜い。」
軽く敦に返事を返す。


そ、私は美術部員…動機は不純、敦が顧問だからだ(笑)


「あ、今日新入部員入っからな。」


…今頃〜?変なの?ま、いっか〜どうだって…私に関係ないし…。


ヤバッ…遅れた。美術室のドアを勢いよく開けた。


「……」


…見知らぬ男子。誰だよ、ああ〜あれか、新入部員。


しかし…青っちょろいな〜こいつ、血足りてんのかな?


「こんにちは、先輩?」


「あ、ども、何年?」


「一年…です。」


「ふ〜ん、今頃 転校って珍しいね。」


そいつは、何にも言わず、何故か私を見てる。


「ワリィ、遅れた。」敦…遅いよ。


「おっ、来たな。嘉山。」
私の名前は、嘉山 愛紗。一応〜学校では、ケジメはつける敦。


「だって、来いったでしょ?仕方ないじゃん。」


「ははっ、そうか?部員、お前しかいないしな(笑)喜べ〜新入部員だ。あ〜と名前…」


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