《MUMEI》
負けんなよ
観客席。



ワーワーッ!!!!!



「さて…


この試合のハーフがアップだよ。


そろそろ準備しとこうか。」



ワーワーッ!!!!!



「…はい。」



ワーワーッ!!!!!



赤高の選手たちもまた、


どこか元気がなかった。


目の前で起こった試合があまりにも衝撃的すぎて、


感じることが多すぎて、


まだちゃんと、


気持ちの整理を付けられずにいた。



ワーワーッ!!!!!



「ハーフの前に軽くアップして来る。


そのままハーフ行くから。


どうするヤマ?


一緒行く?」



ワーワーッ!!!!!



「あ〜...そうだな。」



ワーワーッ!!!!!



「んじゃ行って来る。
恭介戻ったら教えといて。」



ワーワーッ!!!!!



「ん…わかった…」



ワーワーッ!!!!!



クロたちは美紀と理紗を残し、


アップへと向かう。


そのままハーフタイムにアップを行う為、


安本と佑香たちマネージャーも同行。


海南クラブの選手たちは、


残念な様子を見せながらも、


赤高の感じていた物とは違い、


どこか軽い様子も見せていた。


自分たちには関係がないから、


そう考えていたわけではなく、


ただ単純に、


大人と子ども。


という違いがあっただけ。

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