《MUMEI》 「ビーッ!!」 会場にブザーの音が鳴り響く。 女子の準決勝第二試合はハーフタイムへと突入。 一時コートから出る両チーム。 そしてその時をコート端で待っていた2校。 「「お願いしますッ!!!!!!!」」 赤城北高校。 秀皇大附属高校。 両校のアップが始まる。 …………… ザワザワ… 「え〜ッ!!? ちょっとちょっと!! 何で皆して降りちゃうわけ!?」 ザワザワ… 「どうしたんですか美紀さん? 急に大声だして? 皆練習時間なんだからいいんじゃないですか?」 ザワザワ… 「よくないッ!! 小太郎はいいとしてヤマトくんと恭介くんが下にコートに立つのはおかしいでしょ!! アップとはいえ…」 ザワザワ… 「あぁ… でも『練習』時間なんだしいいんじゃないですか?」 ザワザワ… 「そうだけどッ!! あいつらはホント好き勝手やり過ぎなのよ!! 自分たちの試合でもない癖に!!」 ザワザワ… 「…自分たちの試合じゃないから好き勝手やってるんじゃないですか?」 ザワザワ… 「だとしたら尚更タチが悪い!!」 ザワザワ… 「…それもそうですね。」 ザワザワ… 「ホントバカばっかり…」 ザワザワ… 「ギャハハハハハハッ!!!!!」 ※海南クラブ一同。 前へ |次へ |
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