《MUMEI》 赤高がアップを行うのと逆側のコートでは、 秀皇がポジションシュートの練習に入っていた。 ポジションシュートといえば、 こういったアップ時間に行う最終調整の練習といえる。 やるべきことはやった。 秀皇の選手たちにはそういった強豪ならではの余裕が感じられた。 「早く始まんね〜かな。」 「まだ後半残ってんじゃん。」 「待ってる時間ってのはどうめ長く感じるんだよ…」 「わかんなくもね〜けど。」 バシッ!! 「っ…と、止められたか。」 「ナイスキーッ!!!!!」 「焦んなくても試合は逃げね〜よッ!!」 バスッ!! 「ナイッシューッ!!!!!」 「今のは良かったな。」 「自分で褒めんな。 そして試合で決めろよ。」 「決めてんだろいっつも。」 バシッ!! 「ナイスキーッ!!!!!」 「…へ〜。」 前へ |次へ |
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